☆足し算は、どんな場面で使うのかわかることが大切です。 |
・足し算や引き算の計算はできるのに、文章題が苦手な子は、この段階で『あわ せて』や『ぜんぶで』という言葉と【+】や【=】の記号を、別個のものと間違って理 解しています。 |
☆『あわせて』や『ぜんぶで』以外の言葉でも、理解できるようにしよう。 |
・この他に『ふえると』や『たべると』など、日常的な言葉で、増加や減少の概念 を理解させることが大切です。なるべく多くの言葉で教えてください。 |
−指導方法− |
四則演算等の基礎学習までは出来たのに、文章題が出来ない子供が多くみられます。文章題を解く場合、イラストや実物を使って、視覚的に解くことがとても大切です。 最初の単元「合成・分解」が理解できたら、次は言葉の理解です。多くの言葉を使って、日常的な会話の中から「増加」や「減少」が理解できるようにし、また、適当な言葉が使えるように指導しましょう。 |
−注意する点− |
この時期の子供は、計算問題が解けるのが楽しくて、算数が好きな子供が多いようです。対して、国語を嫌いになり、漢字の勉強だけしかしない子供が増える傾向にあります。実は、このような子がもっとも危険な状況にあるといえます。単純な思考力でできる問題ばかりやり、深い思考力が求められる、文章題や読解問題を避けているのです。深い思考力に耐えられるスタミナと理解力の育成のために、根気よく子供と接して、甘えさせないようにして下さい。 |