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現代教育に塾は必須条件か?
・少子化が進んでいるにもかかわらず学習塾業界は盛況です。週休二日制もあって、学校での不足した学習時間を学習塾で補おうとする家庭が多くなっているのがひとつの要因といわれています。私達も多くの家庭のご希望で学習塾を運営しております。が、塾については「あくまで補助的な選択肢の一つ」と捉えています。
毎年高校受験が近づくにつれ入塾生は増加します。塾に来ればなんとかなると考えている家庭の方が多いのですね。そうした家庭の方は、結果、塾に行ってもあまり効果が無かったというのです。つまり、最後の最後まで自主的な家庭での学習こそ王道であるということに気づかなかった訳です。私達は無論入塾の際には念を押して家庭での学習を指導するのですが、実践できずに塾に来ることで満足してしまっている方がやはり数多く見受けられます。また、親としての責任を果たした、あとは子供次第、などと責任転嫁している方もおります。
このような利用であれば、塾は必須条件とはいえません。単なるお金の無駄使いでしょう。しかし、自主的な家庭での学習というバックボーンがあって、さらに足りないモノを吸収するために塾を利用するのであれば、必須といえます。ハイレベルの生徒は皆このような意識で塾に通っています。あくまで家庭学習の+αとして補助的に塾を利用してくださいということです。
小学生の通塾についても同様のことがいえますが、高校受験前と違う重要なことがひとつあります。幼い頃から通塾し問題の解き方を教えてもらうことで、分からない問題を自ら苦心して解くという自己解決能力が欠如する場合があります。この欠陥は、成長するにしたがって学力アップの大きな障害になりますので、塾の指導方針には留意する必要があります。わからない問題を徹底して考えさせる指導を盛り込むよう伝えておいた方が懸命です。